
コーギーの「もみじ」をお迎えしてから半月が経ったころ、乾いた咳をすることが増えました。
初めは「むせただけかな?」「食べ物が喉に詰まったのかな?」と様子を見ていましたが、症状は治まるどころか酷くなるばかり。
とても心配でしたが、犬飼い初心者のわが家ではワクチン以外で動物病院を受診した経験がなく「これくらいで病院にいっていいの?」とためらっていました。
今回の記事では、
- 子犬の「乾いた咳」が続いたら要注意
- 初心者あるある「動物病院を受診するハードルが高い」
- コーギー「もみじ」の診断結果
- ケンネルコフと外耳炎、通院期間と費用
について、まとめています。
愛犬が同じ症状で気になっている方、動物病院での診断や費用を知りたい方の参考になればうれしいです。
子犬の咳とコーギー「もみじ」の症状

わが家のコーギー「もみじ」が、生後4か月になったころのことです。
子犬との生活にも少しずつ慣れ、私自身にもようやく気持ちの余裕が出てきたある日、もみじが「なんだか変な咳をしている」ことに気がつきました。
「カハッ」とか「ケッケッ」といった、乾いたような咳です。
最初は「ちょっとむせただけかな?」くらいに思っていましたが、しばらくすると「ゼーゼー」と喉を鳴らすような音も聞こえることがあり、えずく様子も見られました。
しかも、時間が経つにつれて咳やえずく回数が増えてきたため、「何か悪い病気だったらどうしよう…」と、だんだん不安になっていました。
ただ、咳をしている以外は食欲もあり、普段と変わらない様子で元気に動き回っています。
今思えば、これが私の判断を鈍らせたのかもしれません。
「咳は心配だけど元気そうだし、もう少し様子を見ても大丈夫かな」
当時の私はそう考えて、すぐに「もみじ」を動物病院へ連れて行くことはしませんでした。
動物病院に行くタイミングは?

初心者にありがち?動物病院に行くまでの葛藤
「すぐに獣医さんに診てもらったほうがいい」
頭ではそう思っていました。
でも、当時の私は犬を飼い始めたばかり。ワクチン以外で動物病院のお世話になるのは初めてで、なかなか一歩を踏み出せませんでした。
「このくらいの症状で本当に連れて行っていいの?」
「大したことがなかったら、ちょっと恥ずかしい」
「ものすごく高額な治療費を請求をされたらどうしよう…」
そんなことを考えてしまい、予約を取ることをためらっていました。
ところが、そんな私をよそに「もみじ」の症状は収まるどころか酷くなるばかり。
元気も食欲もあるし、大丈夫だろうと思いたい気持ちと「やっぱり何かおかしい」という不安。
咳をして苦しそうな「もみじ」の様子を見ているのもだんだん辛くなっていました。
「病院に連れて行こう」
咳の症状に気づいてからそう決心するまで、2週間ほど経っていました。
良い動物病院とは?
どこの動物病院が良いのかあまり調べず、とりあえず自宅から一番近い病院で予約を取りました。
初めての診察で緊張していた私ですが、担当してくださった獣医さんがとても優しく、診察が終わるころにはかなりホッとしていたのを覚えています。
動物病院を選ぶときは、何を基準に選べばいいのか難しいところです。
今では利用のしやすさや獣医さんとの相性などいくつか大切だと思うポイントがありますが、初めてだと口コミや実際通っている人の話を信じて選ぶしかないですよね。
動物病院選びについては別の記事で詳しく紹介する予定です。(※近日公開予定)
こんな場合は早めに動物病院へ
今回のわが家の場合、動物病院へ行くタイミングとしては少し遅いくらいだったと思います。
今なら「咳を繰り返す症状が2日以上続いてる」時点で動物病院へ相談しています。
様子を見ることは大切ですが「受診すべきか迷ったら、獣医さんに相談してみるのも1つの方法」です。
私は「LINEで獣医さんに無料で健康相談ができるサービス」を時々利用しています。
ペット保険に付帯しているサービスですが、電話よりも気軽にやり取りできるため「動物病院に直接聞くのはハードルが高い」と感じる方にはおすすめです。
※アニコムの付帯サービス(外部リンク)
コーギー「もみじ」の咳の原因と予想外の診断

そして、肝心の咳の原因は「ケンネルコフ」ということでした。
もちろん、私には初めて聞く病名です。
人間の風邪のような症状で、鼻汁やくしゃみなどによる飛沫感染や直接接触によって感染する病気。子犬の時に罹ることが多く、症状が酷くなると肺炎へと進行することも。
参考サイト:アニコム損害保険株式会社 ケンネルコフ <犬> | みんなのどうぶつ病気大百科
獣医さんから説明を受けて、「ただの咳だと思っていたけど、そんなに軽く考えてはいけなかったんだ」と、少し怖くなりました。
また感染経路については、「ペットショップからお迎えした子は、他の子犬と接触する機会が多い環境にいるため、感染リスクが高い」とのこと。
子犬をお迎えする場所によって、こうした病気のリスクがあることも初めて知りました。
そして、獣医さんからさらに予想していない診断を受けました。
「もみじ」はこのとき外耳炎にもなっていました。
湿気や細菌、ダニなどの寄生虫、アレルギーなどが原因で外耳の皮膚に炎症が起こる症状。耳の赤み、腫脹、悪臭、耳垢の増加などが見られ、痒みや痛みのため耳を掻いたり、首を振る仕草をすることも。
参考サイト:アニコム損害保険株式会社 外耳炎 <犬> | みんなのどうぶつ病気大百科
よく脚で耳を掻いている姿を見ていましたが、咳のことで頭がいっぱいだった私は「もみじ」がまさか外耳炎になっているとは考えてもいませんでした。
「もっと早く病院に連れて行ってあげればよかった」と、今でも後悔しています。
ケンネルコフと外耳炎の原因として考えられること

ケンネルコフと外耳炎を発症する原因にはいくつかあります。
その中でも当時の環境を振り返って「もしかすると影響したのかな?」と思ったものは、次のようなことです。
・お迎え先がペットショップ(多頭飼育されている環境)
・寒暖差(お迎えが1月、発症が2月と共に冬の時期)
・ストレス(新しい場所や人に会うなど環境の変化)
・グルーミング不足(耳の中まではチェックしていなかった)
・乾燥(エアコンはつけていたが、加湿器はなかった)
もちろん、子犬の咳にはさまざまな原因があるため、これらが影響していたかについては自己判断はできません。
わが家の「もみじ」の場合はケンネルコフでしたが、同じような咳でも別の病気が隠れている可能性があります。
また、耳を痒がっていたり頭を振る、耳の奥に汚れが溜まっているなどがあれば、まずは動物病院を受診することをおすすめします。
ケンネルコフと外耳炎、通院期間と費用

治療にかかった費用は、以下の通りです。
※2023年当時の金額です。病院や地域によって異なります。
約2週間の通院と投薬で「ケンネルコフ」と「外耳炎」の症状は治まり、治療を終えることができました。
また、このときの治療費が全額保険で還ってきたことも嬉しい誤算でした。
ペット保険にはお店で勧められるまま入ったため、あまりメリットを感じていませんでしたが「わが家には必要かも」と思った要因の1つです。
よくある質問(FAQ)
ケンネルコフはどれくらいで治りますか?
わが家の「もみじ」は通院3回、約2週間の投薬治療で症状が治まり、治療を終えました。ただし、治療期間は症状や原因によって異なります。
ケンネルコフは人に伝染りますか?
犬から人に伝染ったり、反対に人から犬に伝染することは基本的にはありませんが、原因菌のひとつであるボルデテラ菌は人にも感染することが確認されています。
また、感染経路の1つとして人が手や衣類に病原体をつけて運ぶ可能性はありますので、他の犬に触れた後は手洗いを行ってから愛犬と触れ合うようにしましょう。
参考サイト:共立製薬株式会社 | ケンネルコフ 症状
子犬の咳の原因でケンネルコフ以外で疑う病気はありますか?
咳の症状が出る病気はケンネルコフ以外にも「鼻炎」「気管虚脱」「肺炎」「誤飲」「肺水腫」「心臓病」などさまざまな原因があります。子犬が咳をしていて明らかにおかしいと感じたら、家で様子を見ずに早めに病院に行くようにしましょう。
外耳炎はどれくらいで治りますか?
わが家の「もみじ」はアレルギーや寄生虫、腫瘍、内分泌や免疫系の疾患からくるものではなかったため、約2週間の投薬治療で症状が治まり、治療を終えました。ただし、治療期間は症状や原因によって異なります。
動物病院を選ぶポイントは?
初めての場合はあまりこだわらず、自宅から近く、予約が取りやすいところで探すのがポイントです。なぜなら通院となる場合、移動や待ち時間が短い方が愛犬への負担が少ないからです。
もちろん口コミなどで人気の動物病院を選ぶ方法もありますが、かなり時間がかかる場所にあったり、予約がなかなか取れない、待ち時間だけで一日が終わるような場合は、本当にその病院でないとダメなのか考えてみてください。
緊急時は特に近くににかかりつけの病院があるほうが安心です。
まとめ

子犬の咳にはさまざまな原因があり、見た目だけでは判断できないことがあります。
わが家では子犬をお迎えしてから日も浅く、知識がなかったため動物病院に行くだけでも時間がかかってしまいました。
今でこそ愛犬の様子がいつもと違えばまず病気を疑いますが、初心者であればわが家のように「動物病院に行ってもいいのか?」と悩むことがあるのではないかと思います。
犬は人間のように「ここが痛い」「苦しい」と言葉で伝えることができません。
だからこそ、いつもと違う様子があるなら「大したことないかも」と自己判断せず、獣医さんに相談してみること。
結果的に何もなかったとしても、それならそれで安心できます。
私自身、「もみじ」のことで初めて病院へ行った経験から、「迷ったら病院に相談する」くらいでいいんだと思えるようになりました。
この後、わが家の「もみじ」と「せな」はケンネルコフにも外耳炎にもなっていませんが、別の病気やトラブルで動物病院には何度かお世話になりました。
今では「いつもと違うな」と感じたら、まず動物病院へ行くようにしています。




