コーギーと変性性脊髄症(DM)|もみじの遺伝子検査で分かったこと

こんにちは、よいです。

突然ですが「先天性疾患」という言葉をご存知でしょうか?

今回は、もみじの遺伝子検査についてお話ししたいと思います。

コーギーがかかりやすい病気

コーギーがかかりやすい病気のひとつに「変性性脊髄症(DM)」があります。

変性性脊髄症 Degenerative Myelopathy(DM)

脊髄の神経が徐々に変性することで生じる病気です。

痛みの症状がなく、気づかないうちに進行する特徴があります。

初期症状としては歩行困難から始まり、次第に脚の麻痺が進むと起き上がることができなくなり、排泄にも支障が出ます。

末期には車いすなどの補助器具が必要となり、最終的には呼吸不全により亡くなります。

近年では、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークでの発生頻度が高く、8~11歳ごろに発症し、半年~3年ほどで進行が進みます。

残念ながら、現時点で有効な治療法はありません

この病気の原因はまだ解明されていませんが、遺伝的要因(SOD1の変異)で発症リスクが高まる可能性があると言われています。

そのため近年(2020年前後以降)では、繁殖前にDMの遺伝子検査を行い、DM遺伝子を持つ個体同士のブリーディングを避ける取り組みが進んでいます。

この話を知り、私は「ペットショップでお迎えする子なら大丈夫」だと、安心していました。

なぜなら、最近のペットショップは子犬の遺伝子検査を行っているところが多かったからです。

遺伝子の組み合わせについて

DM遺伝子には、以下の3つのタイプがあります。

クリア

DM遺伝子を持たず、発症の可能性は限りなく低い

キャリア

DM遺伝子を持ち遺伝するが、正常な遺伝子も持っているため発症の可能性は低い

アフェクテッド

DM遺伝子に対して正常な遺伝子を持たず、発症する可能性が高い

父犬/母犬クリアキャリアアフェクテッド
クリア100%クリア50%クリア
50%キャリア
100%キャリア
キャリア50%クリア
50%キャリア
25%クリア
50%キャリア
25%アフェクテッド
50%キャリア
50%アフェクテッド
アフェクテッド100%キャリア50%キャリア
50%アフェクテッド
100%アフェクテッド
遺伝子別交配パターン表

※交配の組み合わせによって、生まれてくる子犬の遺伝子タイプの確率が決まります。なお、表は確率上の数字なので、実際に生まれる可能性のある子犬には偏りがあります。

アフェクテッド(陽性)の可能性を避けるには、「クリア×クリア」または「クリア×キャリア」の組み合わせ(青色マーカー)が望ましいことが分かります。

遺伝子検査

最近では、事前に遺伝子検査を行っているペットショップも増えていると思います。

しかし、もみじをお迎えしたショップでは検査は行われていませんでした

優良なブリーダーの中には、ショップに引き渡す前に検査を実施しているところもあるようですが、もみじはどちらにも該当せず、この時点で少し違和感は感じていました。

それでも私は、「もみじはきっとクリアだろう」と信じて疑っていませんでした。

ただDMのことはずっと気になっていましたので、念のためSさんにも相談し、自己負担で遺伝子検査を申し込むことにしたのです。

利用した遺伝子検査サービス

遺伝子検査サービス:株式会社Pontely(ポンテリー)

  • プランがシンプルで分かりやすい
  • 料金が業界最安水準
  • 検査方法は送られてきたキットで、頬の内側の粘膜を採取して返送するだけ
  • 検査結果は紙・WEBどちらでも確認可能
  • アニコム先進医療研究所に解析を委託しており安心

検査結果

申し込みから結果が出るまで、約2週間でした。

私は、3つの遺伝性疾患の検査ができる「Health Plan」を選び、料金は15,400円(税込み)でした。

検査結果は下記の通りです。

もみじのDM遺伝子は「アフェクテッド」でした。

結果を受けて

まったく予想していなかった結果に、最初は信じることができませんでした。

「検査ミスでは?」

「何かの間違いでは?」

何度も頭の中で考えました。

しばらくして気持ちが落ち着いてくると、今度は、

「そもそも、もみじのブリーダーはこのことを知っているのだろうか?」

という疑問が湧いてきました。

もし知らないまま繁殖を続ければ、これからもDM遺伝子のあるコーギーが増え、病気で苦しむリスクを負うことになります。

直接ブリーダーに伝えるべきか悩みましたが、最終的にはもみじをお迎えしたペットショップを通じて伝えてもらうことにしました。

反応は決して良いものではありませんでしたが、私にできることはそこまででした。

もみじがアフェクテッドである以上、両親はいずれもキャリア、もしくは片方がアフェクテッドということになります。

兄弟犬、血縁のある子たちのことを思うと、どうかブリーダーが今後、積極的に遺伝子検査を行ってくれることを願わずにはいられません。

終わりに

遺伝子検査を受けて、私はよかったと思っています。

  • これからどんな予防に努めればよいのか
  • DMの可能性を知ったうえで向き合えること

心の準備と覚悟ができました。

もちろん、結果は簡単に受け止められるものではありません。

ただ、100%発症するわけではないことを信じ、元気なもみじの姿が1日でも長く続くよう、これからもできることを続けていきたいと思います。

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