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動物病院の選び方|口コミではわからない3つのポイントと掛け持ちのメリット

動物病院は何を基準に選んでいますか?

わが家が初めて動物病院のお世話になったときは、自宅から近くネットの口コミが良かったところを選びました。

しかし現在、わが家はその病院にほとんど通えていません。

原因は先生の対応でも治療の内容でもなく、口コミには書かれていないことでした。

今回の記事では、

  • 口コミで病院を選んで通えなくなった話
  • 口コミではわからなかった3つのこと
  • 口コミを参考にするときの注意点と動物病院の選び方
  • わが家が3つの病院を掛け持ちしている理由

について、まとめています。

飼い主である私の実体験をもとに、獣医さんとは違う視点で選び方のヒントを紹介しています。

かかりつけの動物病院をこれから探す方、今の病院を変えようか迷っている飼い主さんは、ぜひ最後までご覧ください。

※記事内で紹介している病院は、形式上、A病院、B病院、C病院としています。

動物病院を口コミで選んで通えなくなった理由

伏せをするコーギーと聴診器。

最初に通い始めたA病院を選んだ決め手は、自宅から近いことと、高評価の口コミでした。

わが家はコーギーの「もみじ」を迎えたばかりで、何を基準に動物病院を選べばいいのかわかっていませんでした。

「とりあえず近くて評判の良さそうなところでいいかな?」そんな決め方でしたが、先生もスタッフの方も優しく、治療にも不満はありませんでした。

それでも通えなくなったのは、現在予約が思うように取れなくなったからです。

良い病院の落とし穴

評判の良い病院や多くの飼い主さんが利用する病院では、予約が取りにくくなる場合があります。

実際にA病院も利用者が多く、希望する日時に予約を取ることが難しくなっていました。

どんなに良い病院でも必要なときに受診できる体制かどうかも、病院選びの重要なポイントです。

A病院は「もみじ」と「せな」が子犬のころからお世話になっており、避妊、去勢手術もしてくださった信頼できる先生がいますので、ぜひまた通えるようになりたいなと思っています。

待ち時間が2時間を超える

待ち時間の限度は人それぞれですが、診察までの時間が2時間を超えてくると私は「少し辛いな…」と感じます。

技術的なことや専門性が高いなど、どうしてもその先生に診てもらう必要がある場合は、待つしかありません。

ですが、診察までの時間がまったく読めないことや、夜遅くまで診てくださる先生やスタッフの方の負担を考えると、A病院へ行くハードルが上がってしまったことも確かです。

他の病院を検討することは悪いことではない

ここでお伝えしたいことは、長くお世話になった動物病院でも、無理にこだわり続ける必要はないということです。

病院選びで迷う1つの理由として「一度通い始めると、他に移りにくい」ということはないでしょうか。

特に初めてお世話になる病院は、子犬のときから診てもらっていることが多いと思います。

わが家もA病院はそんな位置づけでしたので、正直B病院にもお世話になると決めたときは少し後ろめたい気持ちになりました。

しかし、結果的に3つの病院を掛け持ちすることで休診日のリスク分散やセカンドオピニオンに役立っているため、今では「一つの病院だけにこだわる必要はないかな」と考えています。

動物病院選びで口コミだけではわからなかった3つのこと

2つの椅子にそれぞれお座りしているコーギーとミニチュアシュナウザー。

動物病院の口コミは「説明がわかりやすい」「丁寧に診てくれた」「先生の腕が良い」といった診察や治療そのものへの評価が多い印象です。

わが家もそういった内容を参考に動物病院を選びましたが、実際に通えなくなった理由はそこには書かれていませんでした。

① 予約の取りやすさ

どんなに診察や治療に信頼を置いている先生がいても、必要なときに受診できない状況が続くとかかりつけ病院としては不便に感じます。

特に愛犬の急な体調不良やケガのときは、「一刻も早く診てもらいたい」と思うのではないでしょうか。

そんな中、予約が取れる日が数日後になれば、症状によっては適切なタイミングで診察を受けられない可能性があります。

口コミで評判の良い病院は人が集中して混雑することがありますので、予約が取れない場合や緊急時(休診時)の対応については確認しておく必要があります。

② 待ち時間

予約が取りやすくても、診察まで待ち時間が長い病院もあります。

特にわが家の「もみじ」と「せな」は病院が苦手なため、滞在時間が長くなるとそれだけでストレスになります。

※体の震え、パンティング、落ち着かない様子を見せます。

待ち時間については曜日や時間帯、診療内容によっても変わるため、口コミだけでは実際の待ち時間を予測することは難しいです。

そのため、公式サイトで予約システムや受付方法、待ち時間短縮のための取り組みが紹介されていないか確認してみることも大切です。

③ 順番の呼び出し方法

わが家は3つの病院に通っていますが、それぞれ順番の呼び出し方には違いがあります。

A病院

事前にネットで予約を取り、診察の順番が近づくとメールが届きます。
メールを受け取ってからの受付になるため、院内では長時間待つ必要がありません。

B病院

診察の順番になると口頭で名前を呼ばれます。
予約時間以降は待ち時間の目安が読めないため、病院か車で待機しておく必要があります。

C病院

専用の端末で受付番号が発行されると、現在の待機人数と自分の順番がわかるようになっています。
待ち時間の目安がつきやすく、診察の順番が近づくとLINEで通知を受け取ることもできるため、院内以外の場所でも待機しやすくなっています。

こういった情報は実際に病院を利用しないと得られないものでした。

口コミを動物病院選びの参考にするときの注意点

テーブルに手をついてノートパソコンの画面を見ているコーギーとミニチュアシュナウザー。

わが家が口コミを参考にする際に、気をつけていることは次の3つです。

口コミは「今」の病院の姿とは限らない

動物病院に長く通っていると、先生やスタッフの方が入れ替わることがあります。

口コミの評判を参考に訪れた病院が期待していたものと異なる場合は、その情報が古い可能性があります。

体制が変われば院内の雰囲気が変わることもありますので、もし口コミを参考にするときは書かれた時点の状況と現在では様子が違う場合があることを想定しておいてください。

低評価の口コミには病院選びのヒントが隠れている

わが家では良い口コミと同じように悪い口コミにも目を通すようにしています。

悪い口コミの内容には、主に次のようなものがあります。

  • 診察を受けても症状が良くならない、むしろ悪化した
  • 説明がないまま治療や検査をされた
  • 他院と比べて料金が高い

ただし、口コミは投稿者の体験や主観に基づくものであり、すべての状況に当てはまるとは限りません。

評価の数字だけで判断するのではなく、どのようなことに不満を感じたのか、その内容が自分にとって気になることなのかを確認することが大事だと思っています。

また、低評価の口コミに病院からの返答があれば、その内容次第では良い病院と思える可能性もあります。

口コミで気になる病院が見つかったら一度行ってみる

口コミの情報は参考にはなりますが、感じ方は人それぞれですのでやはり自分が病院に行ってみないと本当のところはわかりません。

「予約の取りやすさ」「待ち時間」「順番の呼び出し方法」は、一度受診すれば自分の目で確かめられますので、健康診断や予防接種など予定している受診の機会を利用して確認してみるのも一つの方法です。

わが家では実際「せな」の不調をきっかけに、一度C病院にも行ってみようと思いましたが、これが夜中の急変や突発的な大ケガであったら口コミだけを信じて受診するのは不安になったと思います。

もし、気になる病院があれば比較的心に余裕があるときに確認しておくことをおすすめします。

気になる動物病院を受診するときに確認したいポイント

獣医の腕の中から、こちらを見ているミニチュアシュナウザー。

このチェックリストはすべてを満たす病院を探すのではなく、自分と愛犬が利用しやすいと感じる項目を確認するための参考にしてください。

動物病院選びのチェックリスト

  • 通常の予約方法と、希望日時の取りやすさ
  • 受付から会計までの所要時間
  • 待合室や駐車場の環境
  • 多頭飼いで複数の犬を連れて行きやすいか
  • 待ち時間の確認方法・呼び出し方法
  • 診察や検査の料金
  • 獣医さんやスタッフの方の人数
  • 緊急時、夜間の受診方法

わが家が3つの病院を使い分けている理由とメリット

おしゃれな動物病院の待合室で寄り添うコーギーとミニチュアシュナウザー。

1つの病院に長くお世話になれるなら、それに越したことはありません。

ペット保険会社のアイペットが2024年に実施した調査によると、犬・猫の飼育者のうち「ひとつの病院のみに通っている」と回答した人は、犬・猫ともに約8割になるというデータもあります。

参考記事:https://www.ipet-ins.com/info/37278/

この結果からも、1つの動物病院をかかりつけとして利用する飼い主さんが多いことがわかります。

確かに、同じ病院であればカルテが蓄積され病気やケガをしたときもスムーズに診察してもらえますし、愛犬にとっても慣れた環境でいつもの先生に診てもらえることは安心材料の1つになります。

わが家も「予約が取れない」というきっかけがなければ、今もかかりつけとしてA病院だけに通っていたと思います。

しかし、今は掛け持ちすることで得られるメリットもあると考えています。

休診日にも診察を受けられる選択肢が増える

休診日の異なる病院を掛け持ちすることで、治療を受けられる機会が増えることは大きなメリットの1つです。

A病院、B病院、C病院はそれぞれ休診日があまり被っていないため、ほとんどの日はどこかが開いていることになります。

もちろん、休診日が被っていないからといって必ず診察が受けられるわけではありませんが、「明日まで様子を見るしかない」と不安に思うことがなくなりました。

多頭飼いならではの事情

多頭飼いのわが家では、2匹を同時に診てもらえる病院にとても助けられています。

具体的には健康診断や予防接種、予防薬の処方時などに一度で2匹の予約が取れたり、診察室に2匹を連れて行くことができる病院です。

A病院

診察券が2匹で1枚にまとまっているので管理がしやすい。
待合室、診察室共にあまり広くないため、長時間2匹で待機するには不向き。

B病院

2匹をまとめて診察してくれるので待ち時間が節約できる。
待合室があまり広くないため混雑時は車内で待機することがあるが、敷地内の駐車スペースが満車になっていることが多い。

C病院

予約時に2匹それぞれの症状を記入する欄があり、科の先生が同じであれば(内科、整形外科等でわかれている)一度で予約が取れて便利。
待合室が広く、敷地内の駐車スペースが多いことも多頭飼いとしてはありがたい病院。

それぞれの病院にメリット、デメリットがありますので、2匹の症状や状況に応じて病院を選択しています。

治療方針は病院によって変わることがある

同じ病気や症状でも、先生の判断によって治療方法が異なる場合があります。

わが家では病院の掛け持ちはしていますが、あくまでそれぞれの病院で異なる病気を診察してもらっていました。

しかし「もみじ」の前十字靭帯断裂の診断を受けた経緯から、同じ症状でも別の先生に診てもらうことで、新たな視点から診断や治療方針を考えるきっかけになることを実感しました。

▼「もみじ」の前十字靭帯断裂の診断の経緯は、こちらの記事で紹介しています。

もみじの脚の診断結果|犬の靭帯断裂と考えられる原因 –
最近、わが家で一番心配な出来事がありました。 それは、もみじの左後ろ脚の跛行です。 一度動物病院を受診しましたが、その後も症状が良くならず、むしろ悪化しているように感じていました。 悩んだ末、別の病院で改めて診てもらうこ

夜間の緊急対応について

夜に明かりが灯る動物病院の外観。

休診日の異なる病院を掛け持ちし、実際に受診しておくことはいざというときの備えになりますが、夜間の緊急診療については対応している病院が限られています。

自分が住んでいる地域の病院やお世話になっている病院が、夜間の緊急診療に対応しているか事前に確認しておくことも大事です。

わが家の事例では次の通りです。

A病院

基本的にはA病院の患者のみ対象で夜間対応可。
事前連絡(留守電にメッセージを入れ、折り返しを待つ)後に対応可否を判断。
対応時間はPM9:00~0:00まで。休診日は対応不可。

B病院

原則夜間対応不可。
対応が必要な場合は県外の夜間救急対応病院になると説明を受け、連絡先を入手。

C病院

夜間対応不可。
対応が必要な場合は県外の夜間救急対応病院になるとの案内。

幸いこれまで夜間に緊急で病院にかかったことはありませんが、こういった情報を事前に知っておくと、いざというときに慌てずに済みます。

よくある質問(FAQ)

口コミの評価が低い病院は避けたほうがよいですか?

評価の総数にもよりますが、数字だけで判断しないほうがよいと思います。口コミは投稿者の体験や主観に基づくため、一つの口コミだけで病院全体を判断することはできません。複数の口コミを読み、書かれている内容が自分にとって困ることかどうかで判断してみてください。

動物病院を変えるとき、今の病院に伝えたほうがよいですか?

必ずしも、伝えなければいけないというものではありません。わが家もはっきり変えると伝えたことはなく、今も籍を残したまま使い分けています。気まずさから病院を変えられずにいる方は、まず別の病院を一度受診してみるだけでも構わないと思います。ただし、治療中の場合は診療記録や検査結果、服薬情報などを新しい病院に共有しておくことが大切です。

病院を掛け持ちしてもよいのですか?

わが家は3つの病院を状況により使い分けています。ただし、他院で処方された薬や受けた治療、検査結果などは診察時に必ず伝えるようにしています。これまでの治療情報が十分に共有されていないと、薬の重複や検査の重複などが起きる可能性があります。正確な治療のためにも、服薬内容や検査結果を整理して伝えましょう。

動物病院を選ぶときに一番重要なことはなんですか?

わが家の場合は、自宅から病院までの距離を特に重視しています。移動時間が短いと通院時に助かりますし、愛犬の負担も軽減されるからです。ただ、自宅近くに病院がない地域もあると思います。その場合は予約の取りやすさや日時を選ぶ幅があることも同じくらい重要と考えています。

どうしても動物病院を選べないときはどうすればいいですか?

もしペット保険に加入している場合は、その保険で窓口精算可能な病院を選ぶという考え方もあります。わが家は「アニコム損保」を利用しており、A病院、B病院、C病院のすべてで窓口精算が可能です。便利なサービスではありますので、迷ったときは動物病院を選ぶときの判断材料の1つになると思います。なお、窓口精算の対応状況や利用条件は変更される場合がありますので、受診前に保険会社や病院に確認することをおすすめします。

まとめ|通い続けられる動物病院を見つけるために

笑顔のコーギーとミニチュアシュナウザーが並んで座っている様子

動物病院の口コミは選ぶための参考にはなりますが、予約の取りやすさや待ち時間、呼び出し方法といった「通い続けられるかどうか」に関わることはほとんど書かれていません。

最終的に決めるためには、一度は病院に行く必要があるというのが結論です。

わが家が3つの病院にお世話になってわかったことは、

  • 口コミは良いものも悪いものも読み、候補を絞る材料として使う
  • 口コミが書かれた時期も意識する
  • 候補の病院を一度受診してみる
  • 予約の取りやすさ・待ち時間・呼び出し方法を自分の目で確かめる
  • 休診日の違う病院を探しておく
  • 通い始めたら、夜間の連絡先を確認しておく

また少し視点を変えて「もみじとせなにとって良い病院とは?」と考えてみました。

2匹ともどちらかというと病院が苦手なので、少しでも早く診てもらえて帰ることができる病院かなと私は思っています。

待ち時間については病院の方針によって大きく異なる部分です。

丁寧に診察してくれる病院は飼い主にとっては安心ですが、一日に診察できる件数には限りがあるため予約が取りにくかったり、待ち時間は長くなる傾向があります。

反対に人を増やしたり、機械やシステムを導入して少しでも待ち時間を短くしようと努力されている病院もあります。

どちらも良い病院には違いありませんが、迷ったときは愛犬目線で選んでみるのはいかがでしょうか?

この記事が、動物病院選びのヒントになればうれしいです。

よい

コーギーもみじ&ミニシュナせなと暮らして4年目。実際に試したこと・払ったお金・使ったものだけを書いています。

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