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コーギーのDMアフェクテッド|遺伝子検査の費用と発症前の予防ケア

突然ですが「遺伝性疾患」という言葉をご存知でしょうか?

コーギーとミニチュアシュナウザーにはそれぞれ発症しやすい遺伝性疾患があり、お迎え当初から懸念していたことでした。

特に遺伝子検査を受けていないコーギーの「もみじ」はどうなのか?

「絶対大丈夫」という気持ちと「もしかしたら…」という不安から、最終的に自費で検査を受けることを決めました。

この記事では、

  • コーギーの遺伝子疾患とは
  • Pontely(ポンテリー)の遺伝子検査の体験談
  • コーギー「もみじ」の検査結果
  • アフェクテッドと知って気をつけていること

について、解説しています。

愛犬の遺伝子疾患に不安を感じている方、遺伝子検査に興味があるという方の参考になれば嬉しいです。

コーギーの遺伝子疾患「変性性脊髄症(DM)」とは

コーギーがかかりやすい遺伝性疾患には次の3つがあります。

コーギーがかかりやすい遺伝性疾患

  • 変性性脊髄症(DM)
  • フォンビルブランド病(vWD)
  • 運動誘発性虚脱(EIC)

この中でも「変性性脊髄症(DM)」は、脊髄の神経が徐々に変性することで起こる致死性の病気です。

痛みの症状がなく、気づかないうちに進行する特徴があり、コーギー(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)は特に発生頻度が高い犬種とされています。

  1. 初期ステージ:後肢のふらつき・歩行困難(8~11歳ごろ発症)
  2. 中期ステージ:後肢の麻痺・起き上がれない(発症半年~)
  3. 末期ステージ:排泄困難・呼吸不全(発症から3年程度)
  4. 死亡

現時点で有効な治療法はなく、遺伝的要因(SOD1の変異)によって発症リスクが高まると考えられています。

参考サイト

DMの症状・進行については、岐阜大学動物病院 神経科「ウェルシュ・コーギーの変性性脊髄症」を参考にしています。

遺伝子検査の3つの判定タイプ

遺伝子検査の判定結果には、次の3つのタイプがあります。

検査結果のタイプ

  • クリア(疾患遺伝子を持たず、発症の可能性は限りなく低い)
  • キャリア(疾患遺伝子を持ち遺伝するが、正常な遺伝子も持っているため発症の可能性は低い)
  • アフェクテッド(疾患遺伝子に対して正常な遺伝子を持たず、発症する可能性が高い)

次の組み合わせ表を見ても、アフェクテッド(陽性)の可能性を避けるには「クリア×クリア」「クリア×キャリア」「クリア×アフェクテッド」の組み合わせが望ましいことが分かります。

父犬 / 母犬クリアキャリアアフェクテッド
クリア100%クリア50%クリア
50%キャリア
100%キャリア
キャリア50%クリア
50%キャリア
25%クリア
50%キャリア
25%アフェクテッド
50%キャリア
50%アフェクテッド
アフェクテッド100%キャリア50%キャリア
50%アフェクテッド
100%アフェクテッド

※交配の組み合わせによって、生まれてくる子犬の遺伝子タイプの確率が決まります。
※表は確率上の数字であり、実際に生まれる可能性のある子犬には偏りがあります。

近年は繁殖前に検査を実施するブリーダーも増えていると聞きますが、まだ義務化はされていません。

遺伝子検査を受けることにした理由

最近は事前に遺伝子検査を行っているペットショップもありますが、もみじをお迎えしたところでは行われていませんでした。

ブリーダーさんの中には、ショップに引き渡す前に検査を実施しているところもあるようですが、もみじについては確認が取れず、ずっと気になっていました。

「きっとクリアだろう」と思いながらも、万が一のことがあればと思い、自己負担で遺伝子検査を申し込むことにしました。

利用した遺伝子検査サービス:Pontely(ポンテリー)

遺伝子検査サービスの企業はいくつかありますが、わが家はPontely(ポンテリー)を利用しました。

↓↓↓Pontely(ポンテリー)の遺伝子検査サービス↓↓↓

Pontelyのメリット
  • プランがシンプルで分かりやすい
  • 料金が業界最安水準
  • 検査方法は送られてきたキットで、口腔粘膜を採取して返送するだけ
  • 検査結果は紙・WEBどちらでも確認可能
  • アニコム先進医療研究所に解析を委託しており安心

申し込み

申し込みから結果が出るまでは約2週間。

引用:Pontely公式サイト

犬種を選択すると、検査が必要な疾患が自動的に表示されますので申し込みも簡単です。

1項目でも検査可能ですが、わが家は3つの遺伝性疾患が検査できる「Health Plan」を選びました。

検査コースと料金

Pontely(ポンテリー)の検査料金はシンプルでわかりやすい3コース。

なお、2026年8月時点で「Personality Plan」はまだ未提供となっていますので、必要な方は他サービスを確認ください。

犬種毎に必須の
1つの遺伝性疾患を検査
5,500円(税込)
Starter Plan
犬種毎におすすめの
3つの遺伝性疾患を検査
15,400円(税込)
Health Plan
犬の遺伝的な
性格を検査
Coming Soon
Personality Plan

※Health Planのない一部犬種については、2項目検査(Suggest Plan) 10,780円(税込)があります。

オプションサービス

オプションで検査結果証のタイプが選べるのもうれしいサービスです。

わが家は「ハガキタイプ(無料)」にしました。

引用:Pontely公式サイト

また、1度に2頭以上申し込みをすることもできますので、多頭飼いにはとても助かります。

検査結果:変性性脊髄症(DM)はアフェクテッド

約2週間後、Pontely(ポンテリー)からメールと検査結果証のハガキが届きました。

そこには予想していない結果が。

もみじのDM遺伝子は「アフェクテッド」でした。

あまりの驚きに最初は信じることができませんでした。

「検査ミスでは?」

「何かの間違いでは?」

何度も思いましたが、それで結果が変わるわけではありません。

万が一が起こってしまったことにショックで、しばらくモヤモヤした気持ちを抱えたまま日々を過ごしました。

アフェクテッドと分かって私がしたこと

ペットショップへの報告

しばらくして気持ちが落ち着いてくると、

「そもそも、もみじのブリーダーさんはこのことを知っているのだろうか?」

という疑問が湧いてきました。

アフェクテッドの子が生まれるには、両親のどちらもキャリア以上である必要があります。

もし知らないまま繁殖を続ければ、同じリスクを持つ子犬が増えることになります。

直接ブリーダーさんへ連絡することも考えましたが、結局もみじをお迎えしたペットショップへ報告するに留めました。

反応は決して良いものではありませんでしたが、ブリーダーさんへ伝わっていると良いなと思います。

PEDI(ペディ)への掲載

PEDI(ペディ)は、血統書の登録番号から愛犬の親戚を探せるサイトです。

今回のもみじの遺伝子検査結果を親戚犬の飼い主さんに共有するため、掲載しました。

犬猫専用SNS「PEDI」(外部リンク)

犬の血統書の名義変更は必要?|わが家が手続きした理由と活用方法 –
こんにちは、よいです。 純血種の犬をお迎えすると「血統書(血統証明書)」が発行される場合があります。 血統書は、その犬がスタンダード(犬種標準)に沿って生まれたことを証明する書類です。 血統書を発行する団体はいくつかあり

発症前の今、わが家がしている7つの予防ケア

現在、DMに効果のある治療法は確立されていませんが、わが家ではできることから取り入れています。

特に足腰への負担を減らすこと、日々の様子を観察することの2つは意識しています。

① フローリングにタイルマットを敷く

> 脚への負担を減らし、転倒・滑りを防ぐ

コーギーの「もみじ」は一日の大半をリビングで過ごしているため、フローリングの床が滑ると踏ん張りが効かず脚に負担をかけます。

そのため、直ぐにできる対策としてフローリングにタイルマットを敷きました。

購入したのは吸着タイルマット(30×30cm)80枚で約7.2㎡、20枚セットが2,700円なので4セットで10,800円です。

ただ、タイルマットにはデメリットもあります。

デメリット
  • 抜け毛がとにかく目立つ(色が濃いマットは特に気になります)
  • 掃除が大変(マットの毛は掃除機だけでは取り切れない)
  • 何度も洗うとマット自体が傷んでくる

それでも、滑り止めとしての効果は抜群ですので、敷いて良かったと思っています。

↓↓↓ 軽くてオールシーズンOK!厚さ4mmなので段差も気にならず、洗濯機で洗えるマット↓↓↓

② 関節ケアのサプリを毎日続ける

> 健康維持をサポート

わが家では関節ケアのため「アンチノールプラス(1日1粒)」、「バリアサプリ アダルト・シニア(毎食1g程度)」の2種類のサプリを与えています。

アンチノールは90粒入りで10,791円、1日あたり約120円になります。

バリアサプリは500gを約7,000円で購入していましたが、少しずつ値上がりしているためまとめ買いがお得と思います。

どちらも飲めばDMが防げるというものではありませんが、それでも「できることはしておきたい」という気持ちで続けています。

また、アンチノールはカプセルの粒になっているため、少し苦手な子もいるようです。

「もみじ」も時々食べてくれないことがあるため、そんなときは、バリアサプリの粉に混ぜて与えています。

③ 体重を増やさない

> 足腰への負担を減らす

「もみじ」はスタンダードなコーギーと比べると少し小柄です。

体重は少し前まで10kg前後でしたが、それでも足腰に負担がかからないよう「少し痩せましょう」と獣医さんから指導を受けました。

それからゆるくダイエットに取り組み、現在は9.45kgまで落としています。(2026年9月 動物病院測定)

わが家では激しい運動やダイエット用のフードは使わず、1日のフード量を5g減らすことで約3か月で0.55kgの減量に成功しました。

体重が軽くなればDMが防げるわけではありませんが、足腰にかかる負担は確実に減ります。

無理な食事制限をしなくても効果がありますので、もし愛犬の減量に悩まれている方は、まずは少しずつフード量を減らしてみることをおすすめします。

④ 階段を昇り降りさせない

> 脊髄への負荷を避ける

「もみじ」が1歳になるまでは階段を昇り降りさせていましたが、遺伝子検査の結果を知ってからは自宅の階段の下にペットゲートを設置し、通れないようにしています。

ペット用の専用ゲートもありますが、わが家では壁紙が剥がれたり廊下の床が傷ついたため、今はサークルで余った部品を転用して置いています。

↓↓↓わが家が使っているサークルは「doridori」の拡張できるペットルーム↓↓↓

⑤ 高い段差は必ず抱っこする

> 足腰への瞬間的な衝撃を避ける

わが家では「この段差はもみじには負担になるな」と感じる場面では、必ず抱きかかえるようにしています。

たとえば、こういう場面です。

日常の段差の一例

  • 車の乗り降り
  • 屋外の階段
  • お店や公園のベンチ
  • ドッグランの遊具
  • ベッドや浴槽

10kg以上あるコーギーになると都度抱えるのは大変だと思いますが、こういった小さな積み重ねが大事と考えています。

⑥ ソファを撤去した

> 足腰への瞬間的な衝撃を避ける

もともとDM対策として撤去したわけではありませんが、「もみじ」の飛び乗り、飛び降りが無くなり、結果的には良かったと思っています。

ソファは特に「もみじ」のお気に入りの場所の1つでしたので、無くしたときは少し心苦しい気持ちになりました。

ただ、それ以上に心配事が1つ減ったこと、掃除が格段に楽になったことは大きなメリットでした。

買い替えを考えているタイミングなら、「そもそも置かない」という選択肢があっても良いかもしれません。

⑦ 毎日、歩き方を観察する

> 歩き方の変化・ふらつきの早期発見

地味ですが、日々の観察も大事だと思っています。

わが家では次の6つを意識して、毎日のお散歩と家の中を歩いている様子を観察しています。

チェックポイント

  • 脚を庇っていたり、引きずっていないか
  • 両脚にきちんと体重が乗っているか
  • 踏ん張り方がおかしくないか
  • 腰に違和感がないか
  • お座りの姿勢が崩れていないか
  • すぐに疲れた様子で座り込んだり、歩くのが億劫な様子はないか

DMは痛みがなく、気づかないうちに進行していく病気です。

だからこそ、違和感に気づけるのは毎日一緒にいる飼い主だけですが、その反面ゆっくりした変化には気付き難いものです。

そこで、月に1回、後ろから歩いている姿を動画で撮ることにしました。

これには2つのメリットがあります。

メリット
  • 半年後、1年後に見返したときに見比べることができる
  • もし気になることがあれば、動物病院で見てもらうことができる

「症状が出てから対処する」より「遺伝的にリスクが高い」と知った上で、備える姿勢が長く元気でいてもらうための近道だと思っています。

またアフェクテッドでも発症しない個体もいます。

過度に悲観せず、若いうちから日常的なケアをしていくことが大切だと感じています。

よくある質問(FAQ)

コーギーのDM遺伝子検査はいくらかかりますか?

わが家が利用したPontely(ポンテリー)では1疾患の検査費用は5,500円(税込)でした。 他社も含めた全体では1疾患3,300〜5,500円程度が相場のようです。

検査はどこで受けられますか?

Pontely(ポンテリー)であれば、専用キットを使って自宅で口腔粘膜を採取し返送するだけです。 また血液検査の場合は、動物病院で採取することになります。

アフェクテッドだと必ず発症しますか?

発症リスクが高いというだけで、必ず疾患になるわけではありません。 また、検査結果が「クリア」「キャリア」であっても、絶対に発症しないという保証ではないため、日頃の生活環境(食事・運動)に気をつけ、適切なケアを行うことが大切です。

ペットショップの犬は遺伝子検査されていないことが多いですか?

大手のペットショップでは検査を実施しているところはありますが、義務化されていないため、お迎えするショップに確認するのが確実です。 また1疾患のみの検査で他に気になる場合は、追加で自費検査も検討してみてください。

兄弟犬も同じリスクがありますか?

両親がキャリアやアフェクテッドであれば、兄弟犬も同じリスクを持つ可能性があります。

まとめ:犬の遺伝子検査は「病気になる前に始める予防医療」

今回は、コーギーの遺伝性疾患と遺伝子検査サービスについて解説しました。

✓ 変性性脊髄症(DM)は脊髄の神経が徐々に変性することで起こる致死性の病気
✓ 遺伝子検査の判定結果は「クリア」「キャリア」「アフェクテッド」の3タイプ
✓ 遺伝子検査サービス「Pontely(ポンテリー)」の検査費用は5,500~15,400円
✓ 結果が「アフェクテッド」でも必ず発症するわけではない

変性性脊髄症(DM)はコーギーだけではなく、これまで120以上の犬種で確認されているそうです。

致死性の遺伝病ですので、早期に遺伝子検査を受け、結果を知ることで気持ちの整理や早期の予防に取り組めるのであれば、大きな意味があると思います。

わが家は遺伝子検査を受けて「正解」と思っています。

もみじがアフェクテッドだと分かったことで、これからの予防・ケアに向き合う心の準備ができました。

不安が消えたわけではありませんが、知らないまま過ごすよりずっと前向きでいられます。

もちろん、結果は簡単に受け止められるものではありません。

正直なところ、結果を知ってからしばらくは上手く気持ちの整理がつきませんでした。

コーギーを迎えると決めた時点でDMという病気があることは知っていましたが、それでもいざ「アフェクテッド」と言われると「もみじは寿命以外の理由で亡くなる可能性が極めて高い」という事実に落ち込みました。

また、一番不安だったのは発症したら必ず立ちはだかる問題「費用」と「介護」のことです。

だんだんと弱っていく「もみじ」に最後まで寄り添い、見送ることができるのか?

まだ答えは出ていませんが、今はただ元気な「もみじ」とたくさん思い出を作ろうと思っています。

わが家も利用したPontely(ポンテリー)の遺伝子検査サービス。
↓↓↓申し込み10分、約2週間で結果が届きます↓↓↓

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